一流と三流の違いについて
みなさんこんにちは、
今日は「一流と三流の違いについて」について書いていきます。
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「あの会社は一流だ」とか「あの会社は三流だとか」、あなたも聞いたり言ったりしたことはありませんか?
なんだか一流は素晴らしくって、三流はそうではないというような感覚を持っている人はおられるでしょうが、本気でその違いについて考えたことがある人はあまりいらっしゃらないと思うのですが、いかがでしょうか。
そもそも、一流と三流の違いとは何なのでしょうか?
漢字の意味から推察すると、一つの流れなのか、三つの流れなのかということになります。
そして、一つの流れの方が三つの流れよりも勝っていると定義づけしているわけです。
でも、考えてみてください。
たとえば、一流と三流の違いについて理解しやすいように河川として考えた場合、一流が本川ならば、一本の流れとして、その川幅は広いのでしょうか、それほど広くはないのでしょうか。ならば、三流は支川が三本なのでしょうか。
ここで私が勝手に考えてしまうのが、佐佐木小次郎の長い刀が一本と、宮本武蔵の二刀流ならば、どちらが優れているのだろうかとか、(アニメの)ワンピースのゾロが、口でもくわえる三刀流(多刀流?)はどうなのかなどです。←あまり関係ないような気がするけれど( ´艸`)
私達はいつの間にか、「大は小を兼ねる」とか、「大きいことは良いことだ」という判断基準、あるいは暗黙の了解や無意識の思い込みによって、「一流の方が三流よりも素晴らしい」と勝手に思っているだけかもしれません。
でも、一般的に一流の方が二流や三流よりも勝っているという通念で、ここでは話を進めることにします。
経営のコンサルティングでも、これと似た概念が出てきます。それは、「ドメイン(企業ドメイン・事業ドメイン)」というものです。
※ドメインとは簡単にいうと、企業として「誰に、何を、どのように」価値を提供していくか定義することです。「誰に、何を、どのように」自体はマーケティングで良く用いられる概念ですが、それよりももっと大きな範囲から定義していくイメージです。
たとえば、ドメインを定義していく上で、
我が社はトラックによる運送と鉄道による運輸を行っています。というよりも、
我が社は運輸業です。というドメインを定義して、
具体的には、トラックによる運送と鉄道による運輸、船による海運、飛行機による航空輸送です。という方が大きな領域を網羅しています。
コンサルタントとしてクライアントに、「我が社は三流会社というのならば、ドメインの定義を変えて一流会社にしたらどうなんですか?」と指導したこともあります。
ただし、大風呂敷を広げて、はなからできもしないことをさもできるように定義をしても無意味です。
だから、前回のブログで新規事業を立ち上げて失敗する例を説明しましたが、全く関連性のない事業を新規事業として立ち上げるのではなく、関連性のあるものを新規事業として取り組むべきであると私はクライアントにアドバイスしてきました。
我が社はいろんな事業に取り組んでいます。ではなくて、ドメインの定義を広げることで三流から一流に昇華させることも可能なのです。
個人事業主でも実際におられますが、あのビジネスAと、このビジネスB、そしてそれ以外にこんなビジネスCもやってます。これこそが三流の考えそのものです。それ自体が決して悪いことだと言っているわけではないのですが、ドメインの定義を変えることによって一流にしてみたらいかがでしょうか。という提案なのです。
たとえば、健康食品と浄水器、空気清浄機、バブルバスを扱っているなら、いっそのこと「我が社は健康産業に取り組んでいます。」というように一つの大きな枠組みでくくってしまうことで、一流になれるのです。
株式会社グローイングリッチという会社も、これから様々な領域に広がっていきそうな気配があるのですが、「人を笑顔にすること」をドメインとして定義されているように感じます。
なので、私にとって株式会社グローイングリッチは、これからますます目の離せない面白い会社であり、ビジネスであると感じています。
「この続きは、明日の心だ~!」
という懐かしすぎるフレーズで終わりたいと思います。
From 愛用者の佐々木専務
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